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「20世紀少年」 [映画]

原作を読んでいるかどうかで評価が大きく違うかもしれませんね。

「20世紀少年」

物語:主人公ケンヂ(唐沢寿明)は昔はロックバンドにでテレビ出演したこともあるが、今はしがないコンビニの店長。そんなある日同窓会にて行ってみると最近「ともだち」と名乗る教祖を中心とした宗教が流行っているらしく、そのシンボルマークがケンジ達が小学生時代に「秘密基地」にて考えたモノだったことから、同級生の誰かが「ともだち」なのではないかという噂を聞く。
 その後に世界各地で起こるテロ、ある同級生の死、それらと小学生時代の記憶がつながったとき、ケンジは「あのマーク」を自分達の元に取り戻すため、かつての仲間達と共に立ち上がるのだった。

感想:ちなみに自分は原作を読んでいますが、原作を読んだ人がこの映画を観たらびっくりすると思います。

 この配役は奇跡といっても過言ではないでしょう。だってそのまんまですもん(笑)

 主人公のケンヂ(唐沢寿明)の他、親友のオッチョ(豊川悦司)、ユキジ(常盤貴子)、ヨシツネ(香川照之)、フクベエ(佐々木蔵之介)、マルオ(石塚英彦)、全員イメージ通りってあり得ないですよ、普通。

 でも、一番びっくりしたのが「ヤン坊マー坊」。どっから捜してきたんだよ(笑)

 いろいろなインタビュー記事を読んでみても、監督がもっとも気をつけたことは「どれだけ原作に近づけるか」らしいので、それならばこんなにキャストに力はいっているのもうなずける気がします。

 それにしても駄菓子屋のオババにあの配役は反則(笑)

 とにかく、原作に忠実であると言うことが最大の売りであるならば、原作が抱える欠点もそのままであるわけで、ましてや、かなりの部分がカットされている映画を初めて観た人ならば、意味がわからない点が多数でてくるかもしれません。

 それはもちろんこの作品に続く2部、3部で明らかにされてゆくのはずですが、ひょっとしたら最後まで明らかにならないかもしれないのがこの作品の意地悪なところ(笑)

 だって原作が・・・。

 とにかく、個人的にはあの原作を映画化するとしたらこれ以上のモノは望めないというくらいの出来だと思います。これがだめならそもそも映像化は無理だったということなんでしょう。当初から映像化は不可能を言われてきた作品ですから。

 それをここまでの作品に仕上げた手腕、さすが堤幸彦監督です。原作ファンはもちろん、笑いとミステリーをほどよくミックスした一つの娯楽映画としてもアリだと思いますので、興味のある方は是非劇場まで足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

評価:☆が5つで満点。★は半分。

☆☆☆☆(まだ1/3なので評価は早いが・・・)

第2章は2009年1月公開らしいので、ひょっとしたらその前にテレビでこれやるかも。多分やると思う。

20世紀少年―本格科学冒険漫画 (1) (ビッグコミックス)

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  • 作者: 浦沢 直樹
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2000/01
  • メディア: コミック


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mako

残念ながら 読んでいませんが・・・
予告をみるかぎりでは 映画よりTVドラマのほうがいいような気がしてます。
by mako (2008-09-11 10:02) 

がく

ども。コメントありがとうございます。
確かに長い原作を映画化しようと思ったらかなりカットしなくてはいけないので、ドラマでじっくりやるというのも一つの考え方ですね。
ただ、アメリカならまだしも日本ではそれだけの映像を創る予算がないと思われます。難しいところです。
by がく (2008-09-13 18:55) 

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